【北九州監禁・緒方一家監禁殺人事件】報道規制で隠れた凶悪事件の真相

ここからは、このような残虐な事件が発覚するまでの経緯、そして発覚したあとのことをお話しします。

事件が発覚するまで

緒方純子を除く緒方一家全員が死亡した直後、松永太は緒方純子に対して「お前と子供たちがいるから俺は迷惑なんだ」と言い放ちます。

さらに「A子と2人なら、俺は虎谷久美雄に成りすましてちゃんと生きていける」などと言い、子供2人と共に心中するよう緒方純子に命じました。

しかし、子供2人は父親である松永太から、母親がいかに悪い人物かということを聞かされていたため、緒方純子は子供を殺害することが出来ず心中を実行できなかったといいます。

女性詐欺事件

そこで、松永太は新しい金主として夫との不仲に悩む主婦をターゲットに選びました。

松永太は女性の悩みを聞きだして、巧みな話術で女性に離婚を決意させます。

また「夫の狙いは子供だから、子供は私が預かって隠したほうがいい」と女性の子供2人(双子)を預かり、養育費という名目で金を要求しました。

女性が金を工面出来なくなると、松永太は風俗店を紹介し女性を働かせ、約2500万円を貢がせていました。

この事件は被害届が出されていないため、刑事事件になっていません。

女性の2人の子供と、松永太と緒方純子の子供2人は、A子さんや緒方純子が育てていましたが、小学生になった松永太の長男は電話で松永太に命じられ、A子さんに暴力を振るうこともあったといいます。

A子さんの逃亡

2002年1月30日にA子さんが北九州の祖母の家に逃亡します。

逃亡に成功したA子さんは、祖父母と一緒に暮らしながらアルバイト先を決めたり、国民健康保険に加入したりと徐々に生活の基盤を築いていきます。

しかし、A子さんは自らも緒方一家殺害に加担しているという罪悪感から、父親である虎谷久美雄さんが既に死んでいるということを話せずにいました。

しかし2月14日、松永太と交際していたA子さんの伯母(虎谷久美雄さんの姉)から、A子さんの居場所が松永太にバレてしまいます。

松永太は「A子が金を盗んだり、シンナーなどの非行を繰り返していて、虎谷に叱られる」などと嘘を話してA子さんの祖父母と伯母を信じ込ませ、強引に連れ戻します。

この時にA子さんは祖父母に「おじさんの話は全部嘘。迎えにきて」と走り書きのメモを渡していました。

その後A子さんは松永太と緒方純子から、首を絞められたり、通電されたり、自身の足の親指の爪をラジオペンチで剥がさせるなどの虐待を受けました。

事件発覚

2002年3月6日、A子さん(当時17歳)が松永太・緒方純子の目を盗み再び逃亡します。

そして祖父母の家に助けを求め、虐待を受けていることを告白し事件が発覚。

翌日3月7日、祖父母宅を訪れた松永太と緒方純子はその場で逮捕されることとなりました。

その数日後にA子さんが世話をしていた4人の子供も発見され、保護。

双子の子供は親元に戻され、松永太と緒方純子の実子2人(当時9歳と6歳)は児童福祉施設から小学校に通うようになりました。

この時、当時9歳だった長男は「あんまり面白いことがなかったから、0歳から人生をやり直したい」と感想を残しています。

当初、A子さんへの監禁・傷害での捜査でしたが、数日たってA子さんが「父親は松永太に殺された」と証言したことで、捜査は急展開を迎えます。

更にA子さんが緒方一家殺害についても話し始めたため、大量殺人として捜査されることとなりました。

難航する捜査

全ての遺体が溶かされ存在しない事件のため、捜査は難航。

しかし、黙秘を続けていた緒方純子が、2002年10月23日にマインドコントロールがとけはじめたことで自供を始めました。

被害者たちが作成させられた「事実確認書」などの書類や、解体に使われたミキサー等を購入した時の領収書など間接証拠が集められました。

そして、福岡県警と検察は「虎谷久美雄・緒方一家殺害」で起訴に持ち込みました。

公判では、松永太は起訴内容を否認しましたが、緒方純子は全面的に認めています。

緒方純子は逮捕後の拘置所生活について、「食事も出来るし、お風呂にも自由に入れるし、トイレにも自由に行かせてもらえるし、読書の時間さえある」と語り、松永太の支配の過酷さを物語りました。

裁判所も認める松永太のコントロール能力

通常、弁護士は被告人に接見して、裁判の進め方などを打ち合わせします。

しかし、裁判所は弁護士が松永太にコントロールされる恐れがあるとして、松永太に対しての弁護士の接見を禁止しました。

また、公判中にもその才能は発揮されました。

これだけの悲惨な事件の公判であるにも関わらず、証言台に立った松永太が証言をすると、傍聴席から笑いが出るというような奇妙な現象が起きるほどでした。

終わりに

報道規制が敷かれたために詳細を知る人が少ないこの事件ですが、類を見ないほどの残虐性から忘れてはならない事件の1つだと思います。

松本太についての欄で記載したように、すでに死刑は確定しています。

しかし、遺体のない殺人事件。

本人は手を下していない殺人事件。

この死刑を執行する法務大臣は現れるのでしょうか。

判明している詐欺事件の中にも、被害届が出されていない事件があります。

それほどに松本太は人をコントロールし、信用させることに長けていたということなのでしょうが…。

判明していない事件がどれほどあるのでしょうか。

そして、松本太と緒方純子の子供たちとA子さんは、何を思い、何を背負い生きているのでしょうか。

このような事件が2度と起きないことを願うばかりです。

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 この記事へのコメント

  1. 匿名 より:

    こんな悪魔の様なのが本当に居たんだ
    青鬼(小説版)の卓郎が大人になった感じ
    A子さんや松本太の子供、とっさに逃げて難を逃れた
    (殺人をしたりされたりする事を)元妻が見た状態で公開処刑して欲しい

    コンクリート事件や川崎中1殺害事件よりも腹が立った

  2. より:

    この主犯者は死刑確定していますが、15年経った現在も未だのうのうと生きています。
    にしてもこういったTVで報道できないレベルの事件ってどうやって世間に広まっているんですかね…いずれは忘れられ都市伝説と化してしまうんでしょうね。

  3. トビー より:

    早く死刑執行してください。こんな鬼畜が生きていると思うだけで胸糞が悪い。

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