闇サイト殺人事件ー今年初の死刑執行となった凶悪犯罪の詳細を振り返る。

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法務省は6月25日、今年初の死刑執行が行われたことを発表しました。

今回、死刑が執行されたのは『闇サイト殺人事件』の犯人の1人である神田司死刑囚です。

この神田司死刑囚が起こした凶悪犯罪、闇サイト殺人事件とは一体どのようなものだったのか、詳細を振り返ってみたいと思います。

闇サイト殺人事件の詳細

2007年8月24日の深夜、愛知県名古屋市でその事件は起きました。

神田司死刑囚を含めた3人の犯人は、 帰宅途中の磯谷利恵さんを車に拉致・監禁しました。

被害者である磯谷利恵さんは、神田司死刑囚に刃渡り約20センチの包丁を突きつけられて脅され、両手にステンレス製の手錠をかけられて車の後部座席に監禁されました。

車内で、「カードの暗証番号を教えな。殺しちゃうよ」と言われ、磯谷利恵さんは体を震わせながら「2960」と暗証番号を教えたと言います。

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あまりにも残虐すぎる殺人事件

犯人たちは現金約6万円とキャッシュカードを奪い、車外でこの後どうするかを相談。

そのとき車内に残っていた犯人1人が女性に性的乱暴をしようとしたところ、悲鳴を上げながら抵抗されたので顔面を殴りました。

磯谷利恵さんは「殺さないで下さい」「話を聞いて」と何度も命ごいをしましたが、聞き入れられることはありませんでした。

犯人たちは磯谷利恵さんの顔にガムテープを巻いて顔を覆い、ハンマーで頭部をめった打ちにし、頭にビニール袋をかぶせたうえで首を絞めて殺害しました。

3人は顔を隠さず犯行に及び、逮捕後「顔を見られたから殺した」と供述しました。

闇サイト殺人事件と呼ばれる理由

事件前犯人3人に面識はなく、闇サイトを通じて知り合ったことからこの事件は『闇サイト殺人事件』と呼ばれています。

闇サイト殺人事件は、川岸健治受刑者(44)が『闇の職業安定所』という闇サイトに「愛知県の人で何か組みませんか」と書き込んだことがきっかけでした。

この誘いに堀慶末受刑者(40)容疑者と神田司死刑囚(41)が応じ、事件が起こりました。

神田司死刑囚ら3人は偽名を名乗り、互いに素性も知らないまま犯行に及び、インターネット社会における安易な犯罪の構図が浮き彫りになった事件でした。

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まだ犯罪を続けるつもりだった

事件の翌日夜にはJR名古屋駅付近で再び落ちあい、女性襲撃の計画を練る予定だったといいます。

しかし、「死刑になりたくない」と死刑を恐れた川岸健治受刑者が愛知県警に事件を通報し、事件は発覚。

その後警察の捜索により被害者の遺体を岐阜県瑞浪市の山林で発見されましたが、遺体の下半身に少し土をかけただけで放置していただけでした。

磯谷利恵さんが教えた暗証番号の真実

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脅されて震えながらキャッシュカードの暗証番号を『2960』と教えた被害者の磯谷利恵さん。

しかし、この暗証番号は嘘でした。最後の抵抗だったとも言われています。

後に磯谷利恵さんの母親が、「娘は語呂合わせが好きだった」と言ったことから『2960』=『ニクムワ(憎むわ)』だったと言われています。

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『1人殺しただけでは死刑にならない』という常識を覆した

2009年3月、名古屋地方裁判所は中心的な役割を担っていた神田司に死刑を言い渡しました。その理由は以下です。

闇サイトを使って知らない人間どうしが集まって起こした犯行で、模倣性も高く、命乞いをする被害者に耳を貸さずに殺害したことは無慈悲としか言いようがない。被害者が1人だとしても極刑はやむをえない。

神田司死刑囚は一度は控訴しましたが、翌月に控訴を取り下げました。

そして、NHKの取材に応じ「更生する可能性について検討されず死刑を言い渡されたのはおかしいと思うが、裁判を続けても同じ筋書きで結果は決まっている。礒谷さんと遺族には死をもって償いたい」と話しました。

川岸健治受刑者と掘慶末受刑者は、無期懲役が確定。現在も服役中です。

闇サイト殺人事件の犯人の詳細

このような凶悪事件を起こした3人は、一体どのような人物だったのでしょうか。

神田司死刑囚

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闇サイト殺人事件の主犯格と言われ、今回死刑執行された神田司死刑囚。今回、彼の生い立ちを調べてみました。

小さい頃に両親が離婚し、借金があり祖父母や兄などと住まいを転々としていました。

やがて父が戻って来ますが、暴力が絶えない日々が続いたと言います。

ある日、隣の家に泥棒が入ったことで警察に疑われて逮捕されます。

3日間の勾留後に誤認逮捕と解って、警察から謝られることも無く釈放。

祖母がアイヌだったことから差別を受けて育ち、役所の人間からさえも「奴隷ガキ」と呼ばれたと言います。

未来に希望が持てずひねくれて育った神田司死刑囚は、逮捕後「(遺族に)特に申し上げることはない」と言いました。

2009年3月に死刑判決、2015年6月25日に死刑執行となりました。享年44歳。

川岸健治受刑者

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闇サイト『闇の職業安定所』に投稿し、この事件のきっかけを作った川岸健治受刑者。

自首したことにより量刑が軽くなり無期懲役判決が言い渡されています。

しかし、その性格はとんでもないものです。

判決後「被害者は運が悪かっただけ。今でも悪いことは、ばれなきゃいいという気持ちは変わらない。生かしてもらえてよかった。ありがたい」とコメントをしました。

無反省どころか完全に開き直っていたのです。

さらに、以前NEWS ZEROが川岸健治受刑者に取材を行った際、こんなやり取りがありました。

記者「ご遺族に対しては、どんな思いですか?」

川岸「変わらない。運が悪かった。遺族も俺もお互いに。」

記者「もし、携帯電話を持っていたらまた闇サイトを使いますか?」

川岸「またやるよ。」

記者「犯罪者を募りますか?」

川岸「また募るよ。俺はばれないようにやるから、こんなのたいした事件じゃないだろう。遺族に謝罪する気はない。」

記者「何のために?」

川岸「金のためだよ。」

何故、これで無期懲役なのか。闇サイト殺人事件は『自首をすれば死刑にはならない』ということを証明してしまった事件でもあります。

掘慶末受刑者

一審で死刑判決、その後控訴し、二審で無期懲役となりました。

しかし、1998年と2006年に別の強盗殺人事件などを起こしていた疑いが強まったとして逮捕、起訴されています。

現在もこの裁判は続いており、極刑を望む声が多く見られています。

何故闇サイトはなくならないのか?

事件のきっかけとなった闇の職業安定所

闇サイト殺人事件の発端となった『闇の職業安定所』は非合法な情報交換(麻薬の売買や犯罪の人材募集等)を行っているインターネット掲示板サイトです。

度重なる非合法行為を呼びかけているため、警察などの機関から監視下におかれており、実際にこのサイトを通した犯罪行為や詐欺行為が何件も発生したために一旦サイトは閉鎖されました。

闇サイト管理人を摘発することは難しい

闇サイトで出会った者同士が殺人や強盗を犯したというケースの場合、殺人や強盗をした犯人自身が、その罪で処罰されるのはもちろんです。

しかし、出会いの場を提供した闇サイトの運営者をなんらかの罪に問うことは、出来ません。

そもそも闇サイトの運営者は、殺人や強盗の具体的な書き込み内容を認識していないからです。

犯行計画を知らなければ、共犯に問うことは出来ないのです。

しかし逆に言えば、殺人や強盗の具体的計画を認識し、書き込みを削除することができたにも関わらず、運営者がそれを放置した結果犯罪が実行されてしまった

このような場合には、運営者は、犯罪の実行を容易にしたと言えますので、共犯になる場合もあります。

しかし通常は認識しているとは言いません。そして、需要があるから供給があるのです。

闇サイトには人が集まります。さらに、管理人が罪に問われることはありません。

そのため闇サイトを運営する人も後を経たず、闇サイトはなくならないのです。

最後に

『闇サイト』というだけで、ユーザーの使用目的は明確ですから管理人を摘発することは出来ないのでしょうか。

このような事件が起きても尚、改善することがないのです。

闇サイト殺人事件は2007年に起きています。そして、現在更にインターネットは社会に普及しています。

今後このような事件が起きないよう、未然に防ぐ対策をしっかりしてほしいと思います。

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10 件のコメント

  • 本当に、許せませんね‼自分の家族がこんなめにあったらと思うとゾッとします。人を殺して金をてに入れようなんて人、死刑でいいと思います。そんな、やつが刑務所で食べるご飯とかに税金使わないで!

  • 川岸健治…遺族に対して反省も謝罪もない。
    こんなヤツは殺して猛禽類の餌にした方がよっぽど世の中の為になると思います。

  • 死刑制度廃止を唱える人は、自分の家族が殺害された時にはどう感じるのだろう。故意の人殺しの犯人は人間にあらず、極刑が当然。本来は市中引き回しの上、地面に生き埋めの刑にすべきです。あの世でも当然、無限地獄に落ちるべし。
    しかし、当時、恋人と付き合い始めたばかりの利恵さんは実に実に無念だったことでしょう。・・・ご冥福を心よりお祈りします。

  • 人を殺しても死刑にならない。
    自首して反省したフリをすれば極刑は免れる。
    一人殺したくらいで…と思っている奴らを生かしておく意味がわからない。
    そんな奴らを生かすために税金なんて払いたくないわ。
    たかが一人。
    でもその一人は誰かにとってかけがえのない人なのに…。

  • 何か夫婦別姓とか離婚待機時間の短縮とか、人権屋が無理を通して力を誇示して世の中が乱れるだけ。こんなことなら明治憲法でビシバシやった方がいい。一人でも殺したら即死刑!飲酒運転でも殺したら死刑!自分の家族を殺されてみろやカスどもが!

  • 憲法での人権って なんなんだ!
    判例も矛盾だらけだ!これが最高法規だ!なんて
    チャンチャラ可笑しいよ!
    戦争主謀者や殺人鬼も死刑にするべきでしょう
    命の大切さ、尊厳などの教育をお願いします

  • こんな男どもの人権などどうでもいい。
    犯罪者を守って、多くの罪のない者の命をゴミにするか?
    犯罪者を始末すれば、多くの罪のない者が安心して暮らせる。
    綺麗事ほざいてないで、またやるってはっきり言ってんだから生きたまま焼却炉にでも放り込んでやれ!!

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